健康経営Health
ジヤトコエンジニアリングの
健康経営への取り組み
私たちジヤトコエンジニアリングは、ジヤトコグループの一員として、ジヤトコグループ「健康経営宣言」のもと、従業員が心身ともに健康維持を図れるよう、健康経営を推進しています。
ジヤトコエンジニアリングの健康経営
ジヤトコエンジニアリングの健康経営
ジヤトコエンジニアリングでは、従業員の心身の健康を「財産」として捉え、持続的成長を目指すため、経営方針に従業員が活き活きと働く職場環境の実現を目指すことを掲げています。そして、直面する様々な課題に対して3カ年の中期計画を立てて取り組むことで健康経営を推進します。
健康経営宣言
ジヤトコエンジニアリング健康経営宣言
当社ビジョン「“た・よ・り”になる会社」における“た・よ・り”は、「他より」優れた仕事、「頼り」にされる技術力、「便り」の発信の三つの意味を持ちます。「“た・よ・り”になる会社」になるためには、従業員一人ひとりの健康がその礎であると考えます。当社の健康経営宣言として、次のことを宣言します。
“た”:タバコ(煙草)をやめる。本人の喫煙率減少はもちろん、受動喫煙リスクも減らす。
“よ”:ヨユウ(余裕)をもった気持ちで仕事に臨み、成果をあげる。ヨカ(余暇)も楽しむ。
“り”:リソウ(理想)を高く掲げる。それは「従業員一人ひとりがそれぞれの健康を保ち、社会に貢献すること」を指す。
ジヤトコエンジニアリングは、「“た・よ・り”になる会社」を目指すべく、健康経営を推進します。
ジヤトコエンジニアリング株式会社
取締役社長 高橋 哲哉
ジヤトコグループ健康経営宣言
従業員一人ひとりがリーダーシップを発揮して、お客さまのニーズに応える先進的な商品を開発すること。モノづくりの技術を高め、世界の競合他社を上回る品質を実現すること。地域社会との関わりを大切に公正な事業を行い、地域の活性化に貢献すること。それら全ての原動力は、ジヤトコグループ全従業員の活力です。
その活力は、従業員の心身の健康の上に成り立ちます。
ジヤトコグループは、従業員の心身の健康が会社の大切な「財産」と捉え、従業員が活き活きと働くとともにプライベートも充実するよう、クオリティオブライフ(QOL)の向上を図ることで、従業員と企業の幸福の実現を目指します。従業員一人ひとりとそのご家族が健康であることが、ジヤトコグループの持続的な発展の礎であるとともに、健康寿命の延伸などの社会要請に応えるものと考えます。
ジヤトコグループは、重要な経営課題の一つとして、従業員一人ひとりの健康増進と健康で活き活きと働きやすい会社となるための活動に取り組み続けることを宣言します。
ジヤトコ株式会社
社長兼最高経営責任者 佐藤 朋由
健康経営優良法人2024(ホワイト500)に認定
ジヤトコエンジニアリングは「健康経営優良法人2024(ホワイト500)」に今年も認定されました。
本制度は、経済産業省が優良な健康経営を実践している法人を顕彰することを目的としており、当社は6年連続でのホワイト500認定となります。
継続的に企業が成長するには、健康経営の取り組みが必須と考えています。
自分の仕事にやりがいを持ち、”当社で働いて良かった”と思う人を一人でも増やしていきます。
健康経営推進体制
健康経営を通じて目指す姿・解決したい課題について
いきいき働きやすい職場作り
- 従業員がいきいき働くことができる職場環境づくりを目指します。フレックスタイム制や在宅勤務制度を活用した柔軟な勤務体制や、育児・介護などのための休暇取得制度の活用により、従業員のモチベーションを向上させる取り組みや仕事を含む生活の質(QoL)の向上を図ります。
- ストレスを感じる機会が多い中、産業医・産業保健スタッフ(保健師・産業カウンセラー)が窓口となり、健康相談の機会を提供しています。また、外部相談窓口も設置し、きめ細やかな対応を心がけています。
- ストレスチェック制度を活用し、職場環境改善にも取り組んでいます。
メンタルヘルスの取り組み
- 従業員対象のメンタルヘルス教育や、管理職を対象とした部下のメンタルヘルス不調の未然防止や早期対応のための教育を行っています。
- EAP*の専門機関と提携し、年1回のストレスチェックを実施しています。従業員一人ひとりに結果をフィードバックし、自分自身のストレスの蓄積度を確認できるようにしています。(*EAP:従業員支援プログラム「Employee Assistance Program」)
- また、メンタルヘルス不調の要注意者に対して早期発見と事前予防のため、個別メンタルヘルス相談も実施しています。
生活習慣改善の取り組み
- 生活習慣病やメタボリック症候群対策として、健康診断をもとに対象者を抽出し、保健指導を実施しています。
- 面談後も支援を継続し、着実に改善が進み目標が達成できるよう、さまざまな指導を行っています。
受動喫煙防止と喫煙率低減活動
- 2017年4月1日より全社敷地内全面禁煙の取り組みをスタートしました。
- 禁煙外来の活用推進や、健康サポート室における「卒煙のためのなんでも相談室」による啓発活動などの取り組みを通じ、卒煙率向上を目指しています。
従業員の健康づくりのために
- 従業員の健康度を向上させるために、ジヤトコエンジニアリングでは日産自動車健康保険組合や食堂業者などとタイアップして、定期的に食育イベント・運動イベントを開催しています。従業員一人ひとりが健康意識を持つことで、企業活動に貢献するための健康づくりを支援しています。
ジヤトコエンジニアリング健康経営 中期計画
主要課題と達成率
主要課題 | ΚΡΙ | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 中期目標 | 活動内容 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 従業員が生き生きと働く職場環境形成 | 従業員モチベーションの向上割合 | 70.7% | 68.3% | 70.5% | 80.0% |
|
仕事を含む生活の質(QoL)の改善を認める割合 | 49.0% | 48.0% |
47.5 % |
60.0% |
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2 | 当面の安定的・継続的就業や将来の健康維持にリスクのある層の極小化・維持 | 糖代謝有所見者比率 (HbA1c 5.6%以上) |
20.8% | 25.6% | 32.1% | 18.0% |
|
高血圧判定者比率 (血圧140/90mmHg以上) |
15.6% | 18.6% | 17.7% | 10.0% |
|
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ストレスチェック受検率 | 90.1% | 91.3% | 94.9% | 100.0% |
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高ストレス者割合 | 11.5% | 14.5% | 13.6% | 10.0% | |||
3 | 定期健診有所見率改善 | 定期健診有所見率 | 56.5% | 53.8% |
55.8% |
50.0% |
|
精密検査受診率 | 100.0% | 100.0% | 96.6% | 100.0% |
|
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4 | 健康意識の高揚 | 適正体重維持者率 | 56.6% | 54.3% | 52.4% | 70.0% |
|
運動習慣者比率 | 30.3% | 30.2% | 30.8% | 50.0% |
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||
非喫煙者率 | 71.8% | 71.6% | 72.2% | 80.0% |
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健康経営のアウトカム指標
2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
---|---|---|---|
アブセンティーイズム(*1) | 18.6 | 15.1 | 9.4 |
プレゼンティーイズムによる生産性損失割合(*2) | 36.3% | 35.7% | 34.9% |
ワークエンゲージメント(*3) | 49.2 | 49.2 | 49.1 |
(*1)傷病休職者千人率
(*2)FY23回答率:全社員の94.9%。WHO-HPQによる測定
(*3)FY23回答率:全社員の94.9%。ユトレヒト・ワーク・エンゲイジメント尺度と相関の高いベンダーオリジナルの従業員調査で、実績値は全従業員の偏差値の平均を算出。値が高いほど良好であることを示す。
上記以外の健康指標
2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
---|---|---|---|
定期健康診断受診率 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
生活習慣の改善の意識 | 72.7% | 70.9% | 73.6% |
健康行事の満足度 | 79.7% | 80.9% | 86.3% |
食育イベントの参加人数 | - | 56人 | 110人 |
運動イベントの参加人数 | - | 127人 | 229人 |
健康知識セミナーの参加人数 |
- |
78人 | 99人 |
女性特有の健康課題に関するセミナーの参加人数 | - | 31人 | 24人 |
その他の指標
2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
---|---|---|---|
従業員平均年齢 | 43.6歳 | 44.0歳 | 43.8歳 |
従業員平均勤続年数 | 10.0年 | 9.4年 | 12.3年 |
月平均残業時間 | 17.0時間 | 22.0時間 | 23.0時間 |
年次有給休暇 平均取得日数 | 18.9日 | 17.5日 | 17.6日 |
労働災害件数(休業災害) | 0件 | 1件 | 1件 |
【労働安全】
安全の確保はすべての作業に優先するという認識から「安全絶対」を合言葉に掲げ、リスクアセスメント活動を始め、 SESⅠ*1、 役員や管理職による安全パトロール、公開作業観察、安全専念観察などの「現場を観る活動」 を中心に安全活動に取り組んでいます。
また、転倒災害防止のため、自身の転倒リスクや骨の強さを認識してもらう体力測定イベントを実施しており、健康・安全両方から災害防止に努めています。
(*1)SESⅠ: Safety Evaluation SystemⅠの略。職場の安全レベルを定量的に評価するシステム